こんにちは、リョウです。
最近、オンライン集客について考えることが増えました。
僕はこれまで、英語コーチング事業やノマド関連のメディアを運営してきました。
昔は、ブログに役立つ情報を積み上げていけば、自然と読者が集まりました。
そして記事を読んだ人が、
このサイトは信頼できそう
他の記事も読んでみよう
どんなサービスを提供しているんだろう
という流れで、サービスに興味を持ってくれることがありました。
今でも、この流れは完全になくなったわけではありません。
実際に、
ブログ記事が参考になったので、サービスにも興味を持ちました
と言ってくださる方はいます。
ただ、体感としては、2024年頃から問い合わせが明らかに減りました。
記事へのアクセスがすべて落ちたわけではありません。
むしろ、僕が運営しているノマドメディアでは、実際の体験や自分なりの考えに絞って発信するようになってから、アクセスは年々大きく伸びています。
それでも、アクセスの増加が、そのまま問い合わせや成約にはつながっていません。
そこで感じたのが、
AI時代になって、オンラインで信頼をつくるまでのハードルが、以前より大きく上がったのではないか
ということです。
この記事では、実際に複数のメディアやSNSを運営してきた経験をもとに、AI時代の信頼構築と、これからの個人メディアの可能性について考えてみます。
- 1 昔は「役立つ情報」が、そのまま信頼につながっていた
- 2 今は、ウェブサイトへ来る前にAIが答えてくれる
- 3 AI時代は「情報量」よりも「体験」と「世界観」が重要になった
- 4 体験ベースの発信が伸びることは、数字にも表れている
- 5 ただし、アクセスが増えても問い合わせは増えていない
- 6 SNSは集客よりも「認知」の役割が大きい
- 7 信頼構築が難しくなったのではなく、「発見されること」が難しくなった
- 8 最近の入会者は、ある程度吟味してから来ている
- 9 今のAIは、情報を使う側が圧倒的に有利
- 10 AIが引用した情報元へ報酬が返る仕組みが必要になる
- 11 大手メディアだけが情報を持つ世界は偏る
- 12 AIによる引用は、新しい「看板」になるかもしれない
- 13 ただし、AIが信頼までつくってくれるわけではない
- 14 ブレイクスルーは本当に来るのか
- 15 これからの個人メディアは「情報サイト」ではなく「経験の記録」になる
- 16 AI時代の信頼とは、「本当にその人生を生きている」と感じてもらうこと
- 17 まとめ:個人メディアの価値が消えたのではなく、仕組みが追いついていない
昔は「役立つ情報」が、そのまま信頼につながっていた
以前のオンライン集客は、今よりも構造がシンプルでした。
ユーザーはGoogleで何かを検索し、検索結果の中から記事を選び、実際にウェブサイトを訪れます。
そこで詳しい説明や具体例を読み、さらに関連記事を読む。
そうした接触が積み重なることで、
この人は詳しそう
きちんと情報を発信している
このサイトなら信頼できそう
という感覚が生まれていました。
流れとしては、こんなイメージです。
検索する
→ 記事を読む
→ 他の記事も読む
→ サイトや発信者を信頼する
→ サービスを見る
→ 問い合わせる
この時代は、ブログがとても多くの役割を担っていました。
- 集客の入口
- 専門性の証明
- 信頼構築
- サービス紹介
- 問い合わせへの導線
これらを、ブログがほぼ一つで完結させてくれていたのです。
だから僕も以前は、
とにかく読者の役に立つ情報を出すこと
を強く意識していました。
情報量を増やす。
説明を丁寧にする。
読者の疑問を、記事内でできる限り解決する。
それが信頼につながり、結果としてサービスへの興味にもつながっていました。
今は、ウェブサイトへ来る前にAIが答えてくれる
ところが今は、検索した瞬間にAIが答えをまとめてくれます。
ユーザーは複数の記事を読む必要がありません。
AIがウェブ上の情報を集め、要点を整理し、数秒で回答してくれるからです。
以前なら、
Google検索
→ ウェブサイトを訪問
→ 記事を読む
という流れでした。
今は、
検索やAIへの質問
→ AIの回答を読む
→ そのまま終了
というケースが増えています。
ここで起きているのは、単なるアクセス減少だけではありません。
信頼関係が始まる前に、ユーザーの疑問が解決してしまう
ということです。
ブログ記事を読んでもらえれば、文章の雰囲気や考え方、経験、価値観まで伝わります。
しかし、AIによって要点だけが切り取られると、その背景にいる人間までは見えません。
情報は届いている。
でも、発信者は認識されない。
僕は、これが今のオンライン集客における大きな変化だと感じています。
信頼が壊れたのではなく、信頼をつくる場所まで来てもらいにくくなった。
ここが、今いちばん難しい部分です。
AI時代は「情報量」よりも「体験」と「世界観」が重要になった
AIが普及したことで、情報そのものの価値も変わりました。
一般的な情報やノウハウであれば、AIに聞けばすぐに答えが返ってきます。
たとえば、
- ノマドにおすすめの国
- 海外生活に必要な費用
- 英語学習の方法
- オンライン起業の始め方
- おすすめの仕事やサービス
こうした内容は、AIでもある程度まとめられます。
では、人間が発信する意味はどこにあるのか。
僕は、次のような部分だと考えています。
- 実際にやってみてどうだったか
- どこで失敗したか
- 予想と現実にどんな違いがあったか
- そのとき何を感じたか
- 自分はその出来事をどう見たか
- その経験によって何が変わったか
- それでも、なぜ続けているのか
つまり、体験と、その人なりの見え方です。
AIは海外へ行けません。
ホステルに泊まり、においや騒音に困ることもありません。
怪しい案件に遭遇して、不安になったり、後から振り返ったりすることもありません。
20年以上英語を学び、伸び悩み、試行錯誤しながら、自分に合った方法を見つけることもできません。
AIは、人間がウェブ上に残した情報を整理できます。
しかし、新しい現実を自分の身体で経験し、一次情報を生み出すことはできません。
だから僕は、RYO英会話ジムのメディアだけでなく、ノマドメディアでも、一般論をまとめることよりも、自分自身が経験したことを中心に書くようになりました。
体験ベースの発信が伸びることは、数字にも表れている

ここまでの話は、単なる感覚だけではありません。
僕が運営しているノマドメディアでは、一般的な情報を網羅する記事ではなく、実際の体験を中心にしたコンテンツのみを発信しています。
たとえば、
- 海外で実際に生活して感じたこと
- ノマド関連サービスを使った感想
- 怪しい案件に遭遇した経験
- 現地で起きたトラブル
- 自分がその場でどう判断したか
- 体験を通して考え方がどう変わったか
といった内容です。
AIがまとめやすい一般論ではなく、できる限り、その場にいた人間にしか書けない一次情報を残すことを意識しています。
その結果、メディアの表示数や訪問者数は、年々大きく伸びています。
初年度と比較すると、現在は約30倍の規模になりました。
これは、僕の中では一つの証明です。
AIが一般的な情報を答える時代でも、人は実際に経験した人の話を探している。
むしろ、AIによる平均的な回答が増えるほど、
実際にはどうだったのか
本当に使った人はどう感じたのか
公式情報には書かれていない問題はなかったのか
その人は、なぜそう判断したのか
という一次情報の価値は上がっているのかもしれません。
少なくとも、体験ベースの方向へ大きく切り替えたことは、アクセスという面では結果につながっています。
ただし、アクセスが増えても問い合わせは増えていない
ここが、今のオンライン集客の難しいところです。
アクセスは伸びている。
体験ベースの記事も読まれている。
それでも、問い合わせや成約が同じ割合で増えているわけではありません。
つまり、
- 記事が読まれること
- 発信者に興味を持ってもらうこと
- 信頼されること
- 商品やサービスを購入してもらうこと
は、それぞれ別の段階だということです。
体験記事が読まれたからといって、その人が今すぐサービスを必要としているとは限りません。
ノマド生活の記事を読んでくれた人が、ノマドコーチングに興味を持つとも限りません。
考え方に共感してくれても、商品を買う理由がまだないこともあります。
認知と成約の間には、想像以上に大きな距離があります。
昔は、検索してブログに来る人には、ある程度はっきりとした目的がありました。
自分から検索し、記事をじっくり読み、関連記事まで見てくれる。
そのため、サービスとの相性も比較的よかったのだと思います。
今は、その導線自体が細くなっています。
SNSは集客よりも「認知」の役割が大きい
僕はブログだけではなく、RYO英会話ジムのメディアに関しては、
- YouTube
- TikTok
なども運営しています。
ただ、これまでの経験で言うと、SNSから直接問い合わせにつながるケースは、あまり多くありません。
SNSは、どちらかというと集客よりも認知に近いです。
投稿や動画を見て、
こういう人がいるんだ
こういう考え方をしているんだ
こういう活動をしているんだ
と知ってもらう役割です。
特にショート動画は、再生されても、ほとんどの人はその場で見て終わります。
再生数が増えたからといって、そのまま問い合わせが増えるとは限りません。
これは実際に運営してきて感じるところです。
ただし、今後もっと大きな注目を集められるようになれば、話は変わるかもしれません。
たとえば、ある程度の規模で継続的に発信が届くようになり、
- 何度も顔を見る
- 名前を覚える
- 考え方を知る
- ブログを読む
- サービスを確認する
という流れが生まれれば、SNSからの集客も増えていく可能性があります。
つまり、今のSNSは、
直接売る場所というより、存在を知ってもらうための入口
に近いです。
ただ、その入口からサービスまでの距離が長い。
ここも、今のマーケティングの難しさだと思います。
信頼構築が難しくなったのではなく、「発見されること」が難しくなった
僕自身、最初は、
オンラインで信頼されること自体が難しくなった
と感じていました。
でも、よく考えると、少し違うのかもしれません。
今も、入会してくださった方の中には、長期間継続してくださる方がいます。
最近2年以内に入会した方も、比較的長く続けてくださっている印象があります。
もちろん、サービス開始当初から、ずっと継続してくださっている方もいます。
つまり、一度きちんと信頼関係ができれば、その価値は今も変わっていません。
むしろ、AIや格安サービスが増えた今でも継続してくださるということは、
- 自分を見てもらえること
- 自分に合った改善策を提案してもらえること
- 成長を一緒に確認してもらえること
- 続けられる環境があること
- 人と人との関係性があること
に価値を感じてもらえているのだと思います。
だから、問題は信頼そのものではありません。
信頼を築ける場所まで、見込み客に来てもらうことが難しくなった。
ある一定の層には需要があるはずです。
でも、その人たちがこちらを発見し、内容を理解し、比較し、問い合わせるまでの間に、以前より多くの壁ができています。
僕が少し絶望感を覚えたのも、ここです。
良いサービスを提供していても、存在を知られなければ何も始まりません。
体験や世界観が大切だとわかっていても、それを理解してもらうには、何度か発信に触れてもらう必要があります。
ところが、その最初の接点が細くなっている。
だから今は、
需要がないのではなく、需要と供給が出会いにくくなっている
のだと思います。
最近の入会者は、ある程度吟味してから来ている
最近の入会者を見ていると、
RYOさんの熱狂的なファンだから入会します
というよりも、
他も見たうえで、ここが自分に合いそう
きちんとしていそう
自分の課題を理解してもらえそう
長く続けられそう
と、ある程度吟味して来ている印象があります。
昔は、一つの記事がきっかけになり、そのまま問い合わせにつながることもありました。
今は、
SNSで知る
→ ブログを見る
→ サービスページを見る
→ 他社と比較する
→ 一度離れる
→ 数週間後、数か月後にまた見る
→ 問い合わせる
という流れが増えているのかもしれません。
つまり、信頼が一度の接触で生まれるのではなく、長い観察の中で少しずつ形成されるようになっています。
問い合わせ数は減っても、実際に来た人は以前より深く検討している。
そのため、入会後に長く継続している可能性もあります。
入口は狭くなった。
でも、その入口を通ってきた人の納得度は高い。
そう考えると、今起きていることは、単純な悪化だけではないのかもしれません。
今のAIは、情報を使う側が圧倒的に有利
もう一つ、個人メディアを運営する立場として大きく感じる問題があります。
AIは、ウェブサイトやSNSなどにある情報をもとに回答をつくっています。
ただ、ユーザーがAIの回答だけで満足してしまえば、情報元のウェブサイトにはアクセスが生まれません。
メディア側は、
- 実際に現地へ行く
- 商品やサービスを試す
- 時間とお金を使って経験する
- 写真やデータを集める
- 記事を書く
- 情報を更新する
という労力をかけます。
一方、AIはその情報を整理し、ユーザーへ直接届けます。
読者が元記事を訪れなければ、メディア側には、
- 広告収益
- ブランド認知
- メルマガ登録
- サービスへの問い合わせ
が生まれにくくなります。
つまり今は、情報をつくる側と、その情報を利用する側の利益が釣り合っていません。
このままでは、個人や小規模メディアが情報発信を続ける理由が弱くなっていきます。
AIが引用した情報元へ報酬が返る仕組みが必要になる
そこで考えられるのが、AIが情報を利用した場合、その情報元へ報酬が分配される仕組みです。
AIが回答をつくる際に、ある記事やデータを参考にした。
その貢献度に応じて、
- 利用料
- ライセンス料
- マイクロペイメント
- ステーブルコイン
などが情報提供者へ支払われる。
イメージとしては、Google AdSenseに近い部分があります。
これまでは、
人が記事を見る
→ 広告が表示される
→ メディアへ収益が入る
という仕組みでした。
今後は、
AIが記事を利用する
→ 回答を生成する
→ 情報の貢献度に応じて報酬が入る
という形になるかもしれません。
言い換えると、AI版のAdSenseです。
もちろん、簡単ではありません。
- どの記事がどれだけ回答に貢献したのか
- 誰が一次情報の発信者なのか
- 同じ内容が複数のサイトにある場合、どう分配するのか
- 情報の正確性をどう判断するのか
課題はあります。
ただ、長期的には必要な仕組みだと思います。
なぜなら、AI自身は新しい経験を生み出せないからです。
AIが新しい情報を得続けるには、人間が現実の世界で活動し、経験し、記録し続けなければなりません。
その人たちに何も還元されなければ、情報源は少しずつ枯れていきます。
大手メディアだけが情報を持つ世界は偏る
特に問題なのは、資本力のある企業や大手ニュースメディアだけが情報発信を続けられる構造です。
大手企業であれば、AI企業と直接ライセンス契約を結べるかもしれません。
しかし、個人ブログや小規模メディアには、その交渉力がありません。
もし個人メディアが採算を取れなくなり、発信をやめていけば、AIが参照する情報も、大企業や公式情報に偏っていきます。
しかし、現実は公式情報だけでは見えません。
- 実際にサービスを使った人の感想
- 海外生活で感じた文化の違い
- 小さなトラブルや失敗
- 少数派の視点
- 地域ごとの細かな事情
- 個人事業主が現場で感じている変化
こうした情報は、大手メディアでは拾いきれません。
AIが本当に人間社会を深く理解するには、より多くの人による、多様な経験の記録が必要です。
だから、AIが引用した情報元へ報酬が返る仕組みは、単なるメディア救済ではありません。
AIが多様で新しい情報を学び続けるためにも必要な仕組みだと思います。
AIによる引用は、新しい「看板」になるかもしれない
AIからの報酬と、商品やサービスへの集客は、分けて考える必要があります。
情報を引用されたことで、少額の報酬が入る。
これはAdSenseに近い役割です。
一方で、実際にその人から商品を買いたい、サービスを受けたいと思ってもらうには、発信者自身を知ってもらう必要があります。
将来的には、次のような流れが増えるかもしれません。
ユーザーがAIに質問する
→ AIが複数の情報源をもとに回答する
→ 特定のメディアや発信者の名前が表示される
→ 名前やサービスが認知される
→ 気になった人が元サイトを訪れる
→ 体験や考え方に触れる
→ サービスに興味を持つ
つまり、AIによる引用が、検索結果に代わる新しい看板になります。
以前は、Google検索で上位に表示されることが認知につながっていました。
今後は、
このテーマについては、この人の実体験が参考になります
このサービスには、こういう特徴があります
とAIに繰り返し紹介されることが、ブランド認知につながる可能性があります。
すぐにサイトへ来てもらえなくても、何度か名前を目にすることで、
この人、前にも見たことがある
このテーマに詳しい人なのかもしれない
という認識が生まれます。
その意味では、AIは検索エンジンの代わりになるだけではなく、ブランドを紹介する案内役になっていくのかもしれません。
ただし、AIが信頼までつくってくれるわけではない
AIは情報を要約できます。
サービスの特徴も比較できます。
しかし、その人の人柄や温度感、考え方の細かなニュアンスまでは、完全には伝えられません。
たとえば、僕がなぜ英語コーチングを続けているのか。
なぜアウトプットを重視しているのか。
なぜノマド生活を続けているのか。
自由とは何か。
お金を稼ぐことと、自分らしく生きることを、どう両立しようとしているのか。
こうしたものは、単なる情報ではありません。
長年の経験の中から生まれた考え方であり、文章や動画を何度も見てもらう中で、少しずつ伝わるものです。
だからAIが入口になっても、その先には、
- ブログ
- プロフィール
- SNS
- 動画
- メルマガ
- サービスページ
- 実際のコミュニケーション
が必要です。
AIは信頼そのものをつくるのではなく、信頼が始まるきっかけをつくる。
おそらく、そのような役割になっていくのだと思います。
ブレイクスルーは本当に来るのか
正直に言うと、僕自身もまだ答えはわかりません。
去年頃から、情報中心の発信から、体験や世界観を中心とした発信へ大きく方向転換しました。
その結果、ノマドメディアのアクセスは初年度比で約30倍まで伸びています。
体験ベースの方向性は、少なくともアクセス面では間違っていません。
ただ、集客や成約という意味では、まだ十分な成果が出ているとは言えません。
RYO英会話ジムのサービスで言えば、一定の層には需要がある。
提供しているものを必要としている人もいる。
それでも、その人たちに届くまでのハードルが、以前より高くなった。
この状態が続けば、せっかく育てたメディアも、ビジネスではなく趣味レベルで終わってしまう可能性があります。
そこには、正直、少し絶望感もあります。
以前の成功パターンが通用しなくなったからです。
役立つ記事を書く。
検索から人が来る。
記事を読んで信頼してもらう。
サービスに興味を持ってもらう。
この流れが崩れた今、新しい正解はまだはっきり見えていません。
ただ、だからといって、体験を発信する意味がなくなったとは思いません。
むしろ、AIが情報を簡単にまとめられるようになったからこそ、
誰が、どこで、何を経験し、それをどう捉えたのか
という部分は、以前より重要になっています。
問題は価値がないことではありません。
価値を届け、経済的なリターンにつなげる仕組みが、まだ追いついていないことです。
これからの個人メディアは「情報サイト」ではなく「経験の記録」になる
これからの個人メディアは、単なる情報サイトではなくなっていくと思います。
一般的な情報は、AIがまとめてくれます。
だから人が個人メディアを訪れる理由は、
この人は実際にどうしたのか
何を失敗したのか
どんな判断をしたのか
今はどう考えているのか
を知るためです。
つまり、個人メディアは、
正解を教える場所から、人生や試行錯誤を共有する場所へ変わっていく。
僕の場合であれば、
- 20年以上続けてきた英語学習
- 海外勤務
- 英語コーチング事業
- オンライン起業
- 海外ノマド生活
- 投資と資産形成
- その中で感じた失敗や迷い
これらが、すべて一つの流れとしてつながっています。
個別の情報だけなら、AIでも説明できます。
しかし、それらを実際に経験しながら、どのように考え方が変化してきたのかは、僕自身にしか書けません。
そこに、個人メディアの価値が残るのだと思います。
AI時代の信頼とは、「本当にその人生を生きている」と感じてもらうこと
以前は、情報量が多いことが信頼につながりました。
今後も、正確で役立つ情報は必要です。
ただ、それだけでは差がつきにくくなっています。
これからの信頼は、
- 実際に経験している
- 失敗も隠さず話している
- 長期間続けている
- 発信と行動が一致している
- 考え方に一貫性がある
- 都合のいいことだけを言っていない
といった部分から生まれていくのだと思います。
一言で表すなら、
AI時代の信頼とは、「この人は本当にその人生を生きている」と感じてもらうこと。
ただし、その信頼にたどり着いてもらうまでの道は、以前より長くなっています。
だから今後は、
- AIに引用される
- SNSで存在を知ってもらう
- ブログで体験を深く伝える
- 動画やメルマガで考え方に触れてもらう
- サービスで実際の価値を感じてもらう
という複数の接点が必要になるのでしょう。
昔はブログが一つで担っていた役割を、今は複数の媒体で分担する時代になったのだと思います。
まとめ:個人メディアの価値が消えたのではなく、仕組みが追いついていない
AIの普及によって、個人メディアは圧倒的に不利な状態にあります。
情報をつくる側には、時間も費用もかかります。
しかし、その情報をAIが要約し、ユーザーが元サイトを訪れなければ、発信者に利益は戻りません。
この構造が、ずっと続くとは考えにくいです。
今後は、AIが情報を引用・利用した際に、元のメディアへ報酬が分配される仕組みが生まれていく可能性があります。
それは、AdSenseのAI版のようなものになるかもしれません。
同時に、AIから繰り返し引用されることが、ブランドの認知やサイト訪問、サービス購入のきっかけになる可能性もあります。
僕のノマドメディアは、体験ベースの発信だけで、初年度の約30倍まで伸びました。
これは少なくとも、人は今も、現実を生きた人の話を求めていることの一つの証明だと思います。
一方で、アクセスが増えても問い合わせが同じように増えるわけではありません。
YouTube、TikTok、LinkedIn、Facebookも運営していますが、今のところSNSは集客よりも認知に近いです。
ただ、今後さらに注目を集め、何度も接触してもらえるようになれば、その認知が信頼や成約へ変わる可能性はあります。
まだ仕組みは完成していません。
個人メディア側からすると、今はかなり厳しい過渡期です。
それでも、AIは自ら体を動かし、新しい世界を経験することはできません。
これからも、新しい情報の出発点には人間の経験があります。
だからこそ僕は、今後も、自分が実際に経験したこと、そのときに感じたこと、自分なりに考えたことを記録していこうと思います。
すぐに大きな成果につながるとは限りません。
それでも、人間が経験し、その経験を言葉にする価値は、AI時代になってもなくならない。
むしろ、本物の体験が少なくなればなるほど、その価値は高まっていくはずです。
今は、価値が消えたのではありません。
価値を届け、正当に還元する仕組みが、まだ時代に追いついていないだけなのだと思います。
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