こんにちは、リョウです。2020年から海外を拠点にノマド生活を続けながら、英語コーチングとWebメディアの運営をしています。
先日、英語コーチング事業の問い合わせ先に、Kindle出版代行の提案が届きました。
サービスの特徴や僕の経歴を踏まえて、「こんなテーマで一冊にしませんか」という内容でした。
そのメールをきっかけに、僕は「これまで書いてきた海外生活や英語学習のブログを使って、自分で出版してみよう」と思いました。
まだ本を出版したわけではありません。今回は、提案を受けて何を考え、なぜ自分で一冊作ってみたくなったのか。その気づきを、同じように発信や個人事業に取り組む方に向けてお話しします。
きっかけは、僕の経験を「書籍」にするという提案だった
届いたメールでは、僕が運営するRYO英会話ジムの発信に触れながら、英語を「知っている」から「話せる」に変える練習法を、本にする案が示されていました。
セブとオーストラリアへの留学、7年間の海外勤務、そして2019年からの英語コーチング事業。そうした経験を、一冊の裏づけとして使えるという提案です。
図解や漫画を入れた見本も添付されていて、本になった姿を具体的に想像できました。
普段はブログの記事を一本ずつ書いているので、それらをまとめて「本にする」という見方は、よいきっかけになりました。
同じ経験でも、届け方を変えると、別の商品になるかもしれない。そう感じたんです。
「素材なら、もう自分のブログにある」と気づいた
提案を検討するなかで、思ったことがあります。
「そもそも、自分が海外で体験してきたことは、すでにブログにたくさん書いている」
留学や海外生活、英語を学ぶ過程で感じたこと。海外で働き、その後、自分の事業を始めるまでの経験。これまで少しずつ文章にしてきました。
もちろん、ブログがあるだけで、そのままよい本になるわけではありません。ただ、白紙から原稿を書く場合とは、スタート地点が違います。
僕の場合、必要なのは経験を新しく作ることではなく、すでに書いた経験を、読者に伝わる順番に整理することだと思いました。
一記事ずつ見ていると、過去の投稿にしか見えないものも、テーマで集めれば、一冊の土台になる。これまでの発信を見直す理由ができました。
AIがあれば、書籍にまとめる負担も減らせそう
普段から、僕は記事の制作やリライトにAIを使っています。その経験があるので、書籍についても「自分で試せそうだ」と感じました。
たとえば、関連する記事を集めて、次のような作業をAIに手伝ってもらうことが考えられます。
- 内容を整理して、章立ての案を作る
- 複数の記事にある重複を見つける
- 話のつながりが弱い部分を洗い出す
- 初めて読む人に足りない説明を指摘する
- 見出しや文章を読みやすく整える
一方で、「その出来事を本当に経験したか」「そのとき、何を感じていたか」は、自分が確認する必要があります。AIが補ったエピソードを、そのまま自分の体験として載せることはできません。
自分の体験を軸にして、整理や編集をAIに手伝ってもらう。僕がやってみたいのは、その形です。
「すぐに原稿のたたき台を作れそう」という感覚はあります。ただし、事実の確認や、読者にとって一冊分の価値があるかを見直す時間は、きちんと取りたいと思っています。
Amazonなら、個人で出版する入口もある
調べてみると、AmazonにはKindleダイレクト・パブリッシング(KDP)というセルフ出版の仕組みがあります。電子書籍とペーパーバックを、無料で出版できると公式に案内されています。
原稿や表紙を用意する手間や、必要に応じた外注費は別ですが、出版代行を依頼しないとAmazonに本を出せない、というわけではありません。
僕としては、まず一冊を自分で形にして、原稿作りから出版申請までの流れを経験してみたい。その経験も、次に何かを作るときに使えると考えています。
ブログの再利用とAI利用は、公開前に条件を確認する
今回のようにブログを活用する場合は、通常のKDP出版と、追加プログラムの「KDPセレクト」を分けて考える必要があります。
KDPセレクトには電子版の独占条件があります。ブログで同じ内容を公開し続けたい場合は、登録前に条件を確認する。僕も、この点を確かめながら進めるつもりです。
また、AIが生成した本文や画像などを使う場合は、KDPへの申告が必要です。自分の文章の校正や改善など、AIによる補助だけの場合とは扱いが異なります。
参考:Amazon KDP公式「KDPセレクト」 / Amazon KDP公式「コンテンツガイドライン」
※出版に関する説明は2026年11月6日時点で確認した公式情報に基づきます。実際の申請時には最新の条件をご確認ください。
それでも、出版代行に価値がないとは思わない
自分でやってみようと思ったからといって、出版代行が不要なサービスだとは考えていません。
素材を集める時間が取れない方や、構成・編集・デザインまでまとめて任せたい方には、頼れる相手がいる意味は大きいと思います。
僕自身も、取り組んでみて難しい部分が分かれば、その工程だけ外部にお願いする選択肢はあります。
ただ、今回は自分の経験を書いた記事があり、日常的にAIも使っている。だから、まず自分で一冊作ることに、費用を抑える以上の意味があると感じました。
一度やってみれば、どの作業に時間がかかるのか、何を外注したいのかも、具体的に判断できるはずです。
最初の一冊は、「誰に何を届けたいか」を絞りたい
海外生活の経験は、書こうと思えば、いろいろな方向に広げられます。英語、留学、海外勤務、起業、ノマド生活。どれも自分にとってつながっている話です。
でも、全部を詰め込むと、読者が何を得られる本なのか分かりにくくなりそうです。
たとえば、英語学習に悩む人に向けるなら、英語が出てこなかった時期から、海外で働けるようになるまでの変化を中心にする。海外で暮らしたい人に向けるなら、その選択に至った考え方や、実際に困ったことを中心にする。
同じ過去の記事でも、想定する読者によって、選ぶエピソードも並べ方も変わる。まずは、そこを決めるところから始めたいと思っています。
最初の一冊については、大きな売上を前提にせず、出版までやり切ることと、読者の反応を知ることを目標にしたいです。本を出せることと、売れること、サービスへの申し込みにつながることは、それぞれ確かめていく必要があります。
ノマドとして積み重ねてきた経験を、もう一度使ってみる
海外を拠点に仕事をしていると、これから何を学ぶか、次に何を始めるかを考える機会があります。
今回の提案で目が向いたのは、すでに自分が持っているものでした。
過去に書いた記事。海外で経験したこと。仕事で学んだこと。当時は一つひとつ発信して終わっていたものを、今の視点でまとめ直すことができます。
それが必ず売れる商品になるとは限りません。それでも、自分が積み重ねてきた経験を、別の形で届ける方法を試す価値はあると思います。
今回届いた営業メールは、僕にとって、その可能性に気づくきっかけになりました。
これまでブログを書いてきた方や、仕事・暮らしの経験を発信してきた方は、一度、過去の記事をテーマごとに見直してみてもいいかもしれません。
僕もまずは、自分が書いてきた記事を集めるところから。一冊にまとめると何が見えてくるのか、試してみようと思います。
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