こんにちは、リョウです。
先日、日本へ来るアメリカ人の友人家族を、焼き鳥に連れて行こうと考えていました。
せっかく久しぶりに会うので、ただ食事をするだけではなく、
- 日本らしい焼き鳥を楽しんでもらいたい
- ゆっくり会話できるお店を選びたい
- 大阪らしい雰囲気も感じてもらいたい
- ご家族にも安心して過ごしてもらいたい
そんな思いがありました。
そこで、まずAIに「梅田や難波で、アメリカ人の家族を連れて行くなら、どの焼き鳥店がおすすめ?」と聞いてみました。
するとAIが1位に挙げたのが、梅田にある焼き鳥店でした。
AIの回答だけを見ると、かなりよさそうだった
AIの説明では、そのお店について次のように紹介されていました。
- 大阪らしい場所にある
- 炭火焼き鳥が本格的
- 外国人でも利用しやすい
- 口コミ数が多く、満足度も高い
- 初来日の外国人や家族連れにも向いている
- アクセス・雰囲気・味のバランスがよい
さらにAIは、はっきりと「一番おすすめ」と評価していました。
回答を読んだ限りでは、かなりよさそうです。
ただ、大切な友人家族を連れて行く場所なので、ネット上の情報だけで決めるのは少し不安でした。
そこで、本番前に自分で下見へ行ってみることにしました。
実際に行くと、最初から少し違和感があった

予約しようとしたところ、18時は混んでいると言われたため、17時30分に予約しました。
「18時は予約でいっぱいなのだろう」と思い、少し早めの時間にお店へ向かいました。
ところが、実際に入ってみると、思ったより店内が狭く感じられました。
スタッフも、僕が訪れた時間帯では、経験豊富な接客担当者がいるというより、若いアルバイトスタッフが中心のように見えました。
接客も少し淡々としていて、海外から来る大切な友人家族を連れてきたときに、温かく迎えてもらえる雰囲気かというと、正直少し違うように感じました。
もちろん、店員さんの態度が明らかに悪かったわけではありません。
ただ、「ここなら安心して大切な人を連れて来られる」という感覚にはならなかったのです。
テーブル席が空いているのに、カウンターへ案内された

さらに気になったのが、座席の案内です。
店内のテーブル席は空いていましたが、僕はカウンター席へ案内されました。
18時から予約が入っているのであれば、テーブル席を空けておく必要があったのかもしれません。その時点では、僕もそう考えていました。
しかし、実際には18時を過ぎても、カウンター以外にそれほど多くのお客さんが入っているようには見えませんでした。
また、予約時や入店時に、利用時間が2時間制であることもわかりました。
焼き鳥を食べるだけなら、2時間でも十分かもしれません。
ただ、今回は久しぶりに会う友人家族との食事です。料理を楽しみながら、近況を話したり、日本での滞在について聞いたりしたいと思っていました。
そう考えると、時間を気にしながら過ごすお店は、今回の目的には合わないと感じました。
結局、僕は1時間ほどでお店を出ました。
2時間後にもう一度見に行ってみた
お店を出たあとも、少し気になっていました。
「たまたま早い時間だっただけで、これから予約客でいっぱいになるのかもしれない」
そう思い、入店から約2時間が経過したころに、もう一度お店の前を通ってみました。
しかし、そのときもテーブル席は空いていました。
僕にはお店側の予約状況や、座席をどのようなルールで管理していたのかまではわかりません。
急なキャンセルが入った可能性もありますし、人員の関係で使用する席を制限していた可能性もあります。
そのため、お店の対応が間違っていたと断定するつもりはありません。
ただ、予約時に「18時はいっぱいです」と言われ、17時30分に変更したにもかかわらず、実際には空席が目立っていたため、どうしても違和感が残りました。
AIの回答は間違いではなかった
ここで大切なのは、AIの回答が完全に間違っていたわけではないということです。
立地や価格、口コミ数、メニューなどの公開情報から判断すれば、このお店をおすすめ候補に挙げること自体は不自然ではありません。
焼き鳥の味やコストパフォーマンスを重視する人なら、満足する可能性もあります。
しかし、僕が本当に知りたかったのは、単に「人気の焼き鳥店はどこか」ではありませんでした。
知りたかったのは、
アメリカから来る大切な友人家族を、安心して連れて行けるお店かどうか
ということです。
この判断には、口コミ評価や料金だけでなく、次のような要素も関わってきます。
- 店内の実際の広さ
- 席と席の距離
- 店員さんの表情や接客
- 店内に流れている空気
- 落ち着いて会話できるか
- 時間を気にせず過ごせるか
- 大切な人を連れて行きたいと、自分自身が感じるか
こうした情報は、ネット上の文章や写真だけでは、なかなか正確に判断できません。
「雰囲気がよい」も、人によって意味が違う
口コミに「雰囲気がよい」と書かれていても、誰と何のために行くかによって、その意味は変わります。
友人同士で気軽に飲むなら、にぎやかで狭いお店も楽しいでしょう。
一人で焼き鳥を食べるなら、カウンター中心のお店も魅力的です。
しかし、海外から来た友人のご家族をもてなすなら、
- ゆったり座れる
- 会話が聞き取りやすい
- 接客に安心感がある
- 急かされている感覚がない
といった条件が、より重要になります。
つまり、お店の評価は、お店だけで決まるものではありません。
「誰と行くのか」「何を大切にしたいのか」と組み合わさって、初めて自分に合う店かどうかが決まるのだと思います。
AIは候補を探せても、その場の空気までは感じられない
AIは、大量の情報を短時間で整理するのが得意です。
今回も、自分だけで一軒ずつ検索するより、はるかに早く候補を見つけられました。
その点では、非常に便利です。
一方で、AIは実際にその場所へ行き、席に座っているわけではありません。
スタッフと会話したわけでもなければ、店内の狭さや居心地を体で感じたわけでもありません。
そのため、AIが教えてくれる「おすすめ」は、基本的にネット上にある情報をもとにした判断です。
現地でしかわからない違和感や、自分との相性までは、AIだけでは判断できない。
今回、僕はそれを実際に体験しました。
AI時代だからこそ、人の体験には価値がある
今後、AIの情報収集能力はさらに高くなっていくと思います。
お店探しだけでなく、旅行、買い物、仕事、学習など、さまざまな場面でAIが候補を提案してくれるようになるでしょう。
ただし、AIがどれだけ進化しても、実際にその場へ行った人が感じる、
- 思っていたより狭かった
- 写真より落ち着かなかった
- 店員さんの対応が少し気になった
- なぜか居心地がよかった
- また大切な人を連れて来たいと思った
といった感覚には、独自の価値があります。
特に、ネット上の情報と実際の体験に違いがあったとき、その違いを伝えられるのは、現地へ行った人だけです。
これは、お店選びに限らず、ブログやメディアにも同じことが言えると思います。
AIが一般的な情報をまとめられる時代だからこそ、自分で見たこと、感じたこと、試してわかったことの価値は、むしろ高くなっているのではないでしょうか。
AIに任せる部分と、人が判断する部分を分ける
今回の経験から、AIを使わないほうがよいとは思いませんでした。
むしろ、AIは候補を探す段階ではとても役立ちます。
ただし、大切な予定で利用する場所なら、次のように使うのがよいと思います。
- AIに条件を伝えて候補を出してもらう
- 公式サイトや最近の口コミ、店内写真を確認する
- 時間制限や座席について電話で聞く
- 特に大切な予定なら、可能な範囲で下見する
- 最後は自分の目的と感覚で決める
つまり、
AIに候補を絞ってもらい、人が体験して最終判断する
という使い方です。
AIにすべてを任せるのでもなく、AIを信用しないのでもありません。
AIが得意な情報整理と、人間にしかできない体験や感覚。その両方を組み合わせることが大切なのだと思います。
まとめ:下見へ行ったからこそ、違和感に気づけた
今回、AIがおすすめした1位のお店へ実際に行ってみて、公開情報だけではわからない部分がたくさんあると実感しました。
お店そのものが悪いという話ではありません。
僕が訪れた日の状況や、今回の「アメリカ人の友人家族をもてなしたい」という目的には、少し合わなかったということです。
もし下見をせず、当日に初めて訪れていたら、僕は店内の様子や時間制限が気になり、友人家族との会話に集中できなかったかもしれません。
そう考えると、事前に自分の目で確かめられたことには、大きな意味がありました。
AIは、答えそのものではなく、判断を助けてくれる道具です。
そして、最後に「ここがよい」と決めるためには、自分の目的、体験、感覚が欠かせません。
AIが便利になった今だからこそ、実際に足を運び、自分で感じ、自分の言葉で伝える。
そんな人間らしい体験の価値を、改めて感じた出来事でした。
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