海外を旅していると、
「今日はどこへ行こうかな。」
そんなふうに、予定を決めずに一日が始まることがあります。
今回の釜山滞在でも、まさにそんな朝でした。
海雲台(ヘウンデ)に滞在して3日目。
前日はビーチを歩き、市場を巡り、カフェで仕事をしながら、釜山の街をゆっくり楽しんでいました。
そして翌朝。
ホステルの共有スペースでコーヒーを飲みながら、今日の予定を考えていました。
そのとき、一人の外国人男性が近くの席に座っていました。
「少し話しかけてみようかな。」
そう思って自然に出た一言が、
Good morning, may I sit here?
「おはようございます。ここに座ってもいいですか?」
たった、それだけでした。
すると自然と会話が始まりました。
「どこから来たの?」
「どのくらい韓国に滞在しているの?」
「次はどこへ行く予定?」
そんな旅人同士の何気ない会話です。
そして別れ際、
「今日の夜、一緒に夕食でもどう?」
という話になりました。
朝のほんの数分の会話が、その日の夜の約束につながったのです。
まさかの「京都に住んでる」
彼はイタリア人。
でも話を聞いていると、
「今、日本の京都に住んでいるんだ。」
というまさかの展開。
しかも、
1年以上日本語を勉強していて、日本が大好き。
さらに、
帰国前に韓国へ旅行に来ていたそうです。
日本語もある程度話せるので、
英語だけでなく、日本語も少し混ぜながら会話をしました。
英語はかなり流暢。
でも、
ネイティブだから緊張する、
そんな感覚はもうありませんでした。
英語は、
「話すため」ではなく「人とつながるための道具」
になっていました。
気づけば「夜ご飯、一緒に行こう」
会話が盛り上がり、
「今日の夜、一緒にご飯でもどう?」
という流れに。
こういう展開って、
旅ならではですよね。
予定なんて何もありません。
でも、
だからこそ偶然が入り込む余白があります。
展望台から見た釜山は、まるでドバイだった

昼は展望スポットへ。
その後はThe Bay 101へ向かいました。
2階から見た景色は本当に圧巻。
海。

ヨット。
Marine Cityの高層マンション。
思わず、
「ドバイみたいだな。」
という言葉が出ました。
もちろん規模は違います。
でも、
海と近未来的な街並みが一体になった景色は、日本ではなかなか見られません。
ノマドとして世界を回ってきましたが、
釜山は、
「都市」と「自然」のバランスが本当に心地いい街
だと感じました。
韓国はキャッシュレス社会だった
今回改めて驚いたことがあります。
それは、
クレジットカード決済がとにかく速いこと。
カードを差した瞬間、
「あれ、もう終わった?」
というくらい一瞬。
さらに驚いたのは、
今回の旅、
まだ一度も現金を下ろしていません。
ほとんどのお店でクレジットカードが使えます。
一部ではPayPayにも対応。
現金が必要だったのは、
- 屋台
- 一部のローカルなお店
- 電車・バス利用時
くらいでした。
旅行だけでなく、
ノマド生活という視点でも、
釜山はかなり快適な街だと感じます。
夜は市場でポークスープとソジュ

夜になり、
彼と市場へ向かいました。
注文したのは、
韓国のポークスープ。
そして、
ソジュを2本。
旅の話。
日本の話。
イタリアの話。
英語、日本語を混ぜながら、
気づけば時間が過ぎていました。
最後に感動した、小さな優しさ
お店はすでに閉店時間。
それでも店主の女性は、
急かすことなく、
私たちが飲み終わるまで待ってくれていました。
そして最後に、
なんと無料でコーヒーまで。
「最後までゆっくりしていってね。」
そんな気持ちが伝わってきました。
海外を旅していると、
こういう何気ない優しさが、
観光名所以上に記憶に残ります。
英語があったから出会えた。でも、一番大切だったのは…
今回改めて感じたことがあります。
英語力が高かったから、
この出会いが生まれたわけではありません。
始まりは、
たった一言。
Good morning, may I sit here?
それだけです。
もし、
「もっと英語が話せるようになってから。」
そう思っていたら、
この一日は存在しませんでした。
以前、私はこんな記事を書きました。
人とのつながりを作るのに、何も装備する必要はない。
今回の釜山で、
そのことをもう一度実感しました。
必要なのは、
完璧な英語ではありません。
勇気を出して、
最初の一言をかけること。
それだけで、
その後の景色は大きく変わります。
ノマドだからこそ、「予定のない一日」を楽しめる
旅をしていると、
「今日は何を見よう。」
と思う日があります。
でも、
実際に心に残るのは、
観光地ではなく、
偶然出会った人との会話だったり、
市場で飲んだソジュだったり、
閉店後も待ってくれた店主の優しさだったりします。
予定を詰め込まない。
少し余白を残しておく。
その余白に、
人生を変えるような出会いが入ってくることがあります。
今回の釜山で一番の思い出は、
きっと夜景でも観光地でもありません。
朝、
勇気を出してかけた、
「Good morning, may I sit here?」
その一言だったと思います。
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