コレヒドール島で、ガイドに言われた一言
フィリピン・マニラ湾にあるコレヒドール島。
第二次世界大戦の激戦地。
日本軍とアメリカ・フィリピン軍が戦った場所だ。
島を案内してくれたガイドが、こう説明した。
「1942年、日本軍がこの島を占領しました」
その後、
マニラでの被害や民間人の犠牲の話になった。
僕は正直、詳しく知らなかった。
すると、こんな空気になった。
「知らないの?」
責める感じではない。
でも、驚きはあった。
若いフィリピン人のほうが、日本の戦争を知っている

もっと衝撃だったのは、若い世代も知っていることだった。
フィリピンでは学校で学ぶ。
・日本軍による占領
・コレヒドール陥落
・マニラ戦
・民間人の犠牲
一方、日本ではどうだろう?
正直、ここまで具体的に学んだ記憶はない。
その瞬間、気づいた。
英語が話せるだけでは、国際人ではない。
ノマドの自由は、誰の上に成り立っているのか
僕は日本のパスポートで、
ほとんどの国にノービザで入れる。
自由に国を移動できる。
でもそれは偶然じゃない。
・戦後の外交
・経済支援
・国際的な信用
・「平和国家」というブランド
こうした積み重ねがあるからこそ、
今の自由がある。
つまり、
自分のノマド生活は、歴史の上に立っている。
その自覚がなかった。
フィリピンで言われたときの正直な気持ち
・少し気まずい
・なんで自分が?という感覚
・でも逃げたくない
そんな複雑な気持ちだった。
でも、防御的になっても意味がない。
だからこう言った。
“We didn’t learn much about that in Japan. I’d like to know more.”
その瞬間、空気は柔らいだ。
「平和ボケ」と言われる理由
海外に出ると、日本はこう見られることがある。
・戦争を経験していない世代が大半
・アジア史への関心が薄い
・海外に出ない人が多い
これは批判というより、ギャップ。
日本は戦後、戦争をしない国として歩んできた。
それは誇るべきことでもある。
でも同時に、
他国からどう見られているかを知らないままでは、対等にはなれない。
英語+歴史=本当の国際感覚
英語はツール。
でも会話は背景込みで成り立つ。
・なぜこの国は日本をどう見ているのか
・なぜその記憶が今も残っているのか
・そして自分はどう考えるのか
ここまで持てて、初めて対話になる。
ノマドとして気づいたこと
ノマドは「自由」だと思っていた。
でも本当は、
自由には文脈がある。
パスポートの強さも、
ビザ免除も、
国際的信用も、
すべて過去の積み重ね。
それを知らないまま世界を歩くのは、
少し浅かったかもしれない。
今思うこと
歴史を知ることは、
罪を背負うことではない。
でも、
無関心でいることは、対話を閉じることになる。
僕はこれからもノマドでいたい。
だからこそ、
英語だけじゃなく、
歴史も、文脈も、
知ったうえで世界と向き合いたい。
もしあなたが海外に出るなら、
少しだけ自分の国の歴史を知ってから行ってほしい。
会話の質が、確実に変わる。
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