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10年前と全然違う。フィリピンBGCの物価が「日本並み」になった理由を現地生活者が語る

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RYO代表

1985年大阪生まれ。英語コーチ・オンライン起業家。

現在は英語コーチングサービス「RYO英会話ジム」を6年以上運営。2020年から海外ノマドとして世界を旅しながら、オンラインで生計を立てています。

得意分野:

  • 英語コーチング(商品開発・教材制作)
  • Webサイト設計・売れる導線設計
  • SNS/SEOマーケティング
  • オンラインで生計を立てる仕組みづくり

趣味:英語学習、ノマド生活、筋トレ、資産運用

ライフスタイル:柔軟で自由な働き方を追求し、パンデミック以前からデジタルノマドを実践。今後はこの働き方をさらに体系化し、広めていきたいと考えています。

フィリピンBGC生活は本当にコスパがいいのか?

円安・インフレ・外資経済、そして「賃金が追いつかない構造」まで理解すると見えてくる現実

ここ数年、海外移住やノマド生活はかなり現実的な選択肢になってきました。
中でもフィリピン・BGC(Bonifacio Global City)は、

  • 英語がほぼ完全に通じる
  • インフラが整っている
  • 東南アジアの中では治安も良い

といった理由から、今でも人気の高いエリアです。

僕自身も年のうち半年ほどをフィリピンで生活していますが、
2026年1月に改めて戻ってきて、強く感じたことがあります。

それは、

「BGCは、もう“安い海外”ではない」
ということです。

10年前と今では、円の価値がまったく違う

僕が19歳のとき、初めてフィリピンに来た頃は、

  • 10,000円 → 約5,000ペソ台後半

という感覚でした。

それが今では、

  • 10,000円 → 約3,700ペソ前後

円の購買力は体感で3〜4割ほど下がっています。

これは為替の話というより、
生活の前提条件そのものが変わった
と言った方が正確です。

フィリピンは「物価は上がるが、賃金は比例して上がらない」

ここが、今回一番大事な構造の話です。

フィリピンではここ数年、

  • 食料品
  • 外食
  • 家賃
  • 教育

など、あらゆる分野でインフレが進んでいます。

一方で、
国内の賃金は物価ほどのスピードでは上がっていません。

なぜ賃金が上がらないのに、物価だけ上がるのか?

理由はとてもシンプルで、構造的です。

① インフレの原因が「国内成長」ではなく「外部要因」

フィリピンのインフレは、

  • エネルギー
  • 食料
  • 原材料
  • 為替

といった海外要因の影響を強く受けます。

つまり、

  • 生産性が上がった
  • 国内企業が儲かった

結果のインフレではありません。

👉 だから、賃金に反映されにくいのです。

② 労働力が多く、賃金が上がりにくい

人口が多く、若年層も多いフィリピンでは、

  • 代わりはいくらでもいる
  • 低賃金でも働く人がいる

という構造があります。

この状況では、
企業側が積極的に賃金を上げるインセンティブがありません。

③ 外資系企業のインフレに「引きずられる都市構造」

特にBGCは、

  • 外資系企業
  • 駐在員
  • 海外収入層

が集まるエリアです。

彼らは、

  • ドルで稼ぎ
  • ドル基準で生活費を見て
  • 会社の住宅手当で家賃を払う

そのため、

外資系企業のインフレ感覚
→ 価格に反映
→ それが街全体の相場になる

という流れが起きます。

一方で、
現地でペソ収入の人の賃金は、そこまで上がらない。

👉 ここに、強いギャップが生まれます。

BGCの家賃は「フィリピン基準」では決まっていない

実際に賃貸を調べると、

  • 1ベッドルーム:10〜15万円
  • 2ベッドルーム:18〜25万円前後

という価格帯が普通です。

これは、

  • フィリピンの平均所得
  • フィリピン全体の物価

とは、ほぼ関係ありません。

BGCの価格は
「グローバル都市同士の比較」で決まっています。

外資で稼げる人は、正直かなり有利

ここまでの構造を踏まえると、
はっきり言えることがあります。

ドル・外貨で稼げる人は、BGCではかなり有利です。

  • 収入はドル
  • 生活費もドル感覚
  • 円安・ペソ安の影響を受けにくい

一方で、
円収入オンリーの人は、年々不利になる
という現実もあります。

実際に住むと「自己負担比率」はかなり高い

フィリピン生活で感じるのは、

「基本、全部自己責任・自己負担」
という点です。

  • 教育:私立が基本
  • 医療:私立+自己負担
  • 住宅:補助なし
  • 社会保障:ほぼ期待できない

この点は、日本と真逆です。

税金の考え方:海外転出届という選択肢

長期で海外に住む場合、

  • 日本で海外転出届を出す
  • 日本の非居住者になる

という選択肢もあります。

これができれば、

  • 住民税
  • 国民健康保険
  • 国民年金

などが日本ではかからなくなります。

ただし、

  • 日本で事業登録している
  • 日本に収入源がある

場合は、
完全に関係なくなるわけではありません。

個人事業主なら「節税意識」はかなり重要

僕自身は、

  • 海外生活
  • 海外に関する情報発信

をしているので、

  • 現地滞在費
  • 移動費
  • 一部生活費

をきちんと経費として処理しています。

これによって、

  • 日本で支払う税金が下がる
  • 手取りが増える
  • 結果的に海外生活が安定する

という効果があります。

👉 海外生活=支出が増える
ではなく、
設計次第でバランスは取れる
ということです。

医療について:僕が取っている考え方

フィリピンでは、医療も基本的に私立です。

  • 保険に入らないと高額
  • 日本ほどの安心感はない

ただ、僕自身は、

  • 現地の医療保険には加入せず
  • 日本に帰国した際に定期検診

というスタイルを取っています。

日本の医療制度は本当に優秀なので、

  • まだ大きな持病がない
  • 定期的に日本に帰れる

のであれば、
この選択もアリだと感じています。

また、

  • クレジットカード付帯の海外医療保険
    (最初の90日程度)

を使う、という方法もあります。

まとめ:構造を知ると、海外生活はもっと楽になる

海外生活で一番大事なのは、

「安い・高い」ではなく
「なぜそうなっているか」を理解すること。

  • なぜ物価は上がるのか
  • なぜ賃金は追いつかないのか
  • 誰の経済圏で価格が決まっているのか
  • 自分の収入通貨と合っているか

これが分かると、

BGCの価格も、
インフレも、
円安も、
すべて一本の線でつながって見えてきます。

BGCは、

  • 合う人にはとても快適
  • 合わない人には割高

とても正直な街です。

だからこそ、
事前にこの構造を理解しておくことが、
海外移住・ノマド生活で後悔しない最大のポイントだと思います。


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