マナブさんの投稿に感じた“違和感”
最近、マナブさんが「Web広告やライティングはもう稼げない」という趣旨の投稿をしていました。
「AIの普及でWebマーケやライティングは個人が勝ちづらくなった」
これを読んだとき、たしかに一理あると思いつつ、私は素直に納得できませんでした。なぜなら、私自身がその「Webを中心とした事業」で生き残っているからです。
「ノマドは終わった」「個人が戦えない時代になった」──果たして本当にそうでしょうか?
この問いを自分の7年間の実体験をもとに、この記事で深掘りしていきます。
ノマドには3つの時代フェーズがある
まず最初に、「ノマド」という言葉の定義が人によってズレていることが混乱の原因です。
ここではそれを整理するために、ノマドを3つの時代フェーズに分類してみます。
ノマド1.0:作業型フリーランス(旧ノマド)
Web制作、ライティング、広告運用、動画編集など、
「スキルを受注して納品する」ことが中心の働き方。
AIやクラウドワークスの普及で、
- 単価が下がりやすい
- 競争が激しい
- 差別化が難しい
という構造的な課題を抱えています。
ノマド2.0:商品 × 発信 × コンテンツ型(現代ノマド)
自分の商品やサービスを持ち、
SNSやブログ・YouTubeを通じて価値を伝えていくスタイル。
主軸となるのは、
- 教育
- コーチング
- オンライン講座
- コミュニティ
など「自分の世界観や考え方」を商品化する働き方です。
ノマド1.0が“スキルの提供”なら、
ノマド2.0は“世界観と伝える力”が軸になります。
ノマド3.0:体験・行動・文脈そのものが価値になる働き方(AI時代の新ノマド)
ノマド3.0は、
海外ノマドのように物理的に移動するかどうかではありません。
自分の体験・行動・気づき・文脈そのものが価値として届き、
その価値をどこにいても発信・教育に変換できる人を指します。
特徴としては、次のような点が挙げられます。
- 主語が「商品」から 「体験・文脈・思考」へと進化
- 行動や経験がそのまま価値になり、動くほど深みが増す
- 働く場所ではなく、価値が生まれる場所が自由
- 情報発信ではなく、体験を“教育”へ変換する力が軸
- 海外に限らず、日常や人生イベントさえも価値化される
ノマド2.0が“商品”を届ける働き方だとすれば、
ノマド3.0は“生き方そのものが価値になる”働き方と言えます。
私はどこに立っているのか?7年間の積み上げ
私はノマド2.0を土台にしながら、ノマド3.0の視点を取り入れています。
私のビジネス構造:
- 英語コーチングを軸にした自社サービス
- ブログ記事:2700本以上を執筆・公開
- すべてのコンテンツをAIで随時リライトし、最新化
- ショート動画や失敗談、FAQ、ミスあるある、英語クイズなども連動
- メディアの平均掲載順位は 過去最高の6位 を達成
単なる「情報提供」ではなく、
体験 × 教育 × 世界観の三本柱で発信してきました。
特に一貫して伝えてきたのが、
「独学では伸びにくい」こと、「間違えてアウトプットすること」の大切さ
これはAIにも大手メディアにも真似できない“人間臭さ”だと思っています。
なぜマナブさんの「Webマーケは厳しい」がしっくりこなかったのか?
マナブさんが言っている「Webマーケやライティングはオワコン化している」という話。
これは、次のような層を指していると思います:
✔ 低単価の作業型ライター
✔ 受注ベースのSEO記事制作
✔ 汎用性の高いテンプレコンテンツ
たしかにこの領域は、
- AIで量産可能
- 大手メディアが参入
- 単価が下がる一方
という現実があり、厳しいと思います。
でも、私がやっているのは「世界観 × 教育型メディア」
私が発信しているのは、次のような価値です:
- 海外ノマドのリアルな失敗談
- 生徒が実際につまづいた表現や気づき
- 英語学習の本質的な悩みに寄り添う言葉
- 文化の違い・誤解から生まれたリアルな気づき
これらは、
情報ではなく「体験と文脈」から生まれた内容です。
だから、AIにも他人にも再現できない。
そして、
「この人だから読みたい」というメディアになっていきます。
沈む個人と、伸びる個人の分かれ道
沈む側
- 作業型のWebライター
- ハウツー情報の量産屋
- コモディティ化された仕事
伸びる側
- 体験に裏打ちされた言葉を持つ人
- 誰かの人生に影響を与える教育者
- 自分の失敗を「コンテンツ」に変換できる人
つまり、
「情報を届ける人」から「世界観を届ける人」へ
ここに踏み込めるかどうかが、これからの分かれ道になります。
ノマドは終わらない。終わるのは“古いノマド”だけ
最後に。
ノマドという言葉が「自由」や「かっこいい働き方」だけで語られていた時代は、たしかに終わったかもしれません。
しかし今、ノマドは次のステージに入りました。
ノマド=場所に縛られない人 から、価値を“移動”させられる人へ
私自身、
- ノマドの体験をコンテンツ化し
- 英語コーチングに活かし
- リアルな気づきと教育を発信し続けています
これはAIではできません。
だから、私はこう考えています。
✅ AI時代の個人は、「深さ」で勝つ。
- 英語 × 海外体験 × 教育 × 世界観
- コミュニティ × メディア × ストーリー
これらを持つ個人こそが、AI時代の“最強のノマドなのではないかと。
そして、これは誰でも真似できるものではない。積み上げと実体験の上にしか生まれないものだからこそ、個人は、まだ強くなれると信じています。
最後に:ノマドとして生きるなら、VPNは“保険”ではなく必需品です
ここまでノマドの働き方について書いてきましたが、
最後にもうひとつだけ、大切な話をさせてください。
それは VPN の必要性 です。
私はこれまで何十カ国も移動しながら仕事をしてきましたが、
実は タイでクレジットカードを2回ハッキングされて利用停止になったことがあります。
金額は戻ってきましたが、正直かなり面倒でしたし、不安にもなりました。
さらに、
海外からだと 日本のオンラインバンキングにログインできない
SNSの設定変更が弾かれる
日本の政府・金融系サイトが開かない
といったトラブルも普通に起きます。
だからこそ、
VPNは“快適さ”というよりも、安心して働き続けるためのインフラ なんですよね。
もし詳しく知りたい方は、こちらの記事にわかりやすくまとめています:
👉 https://remotedigihub.com/nomad-vpn-problems-solutions/
もっとリアルな交流や情報交換がしたい方へ
私は海外ノマドとしての体験や、英語学習のコーチング内容を
もっと気軽にシェアできる場所として、無料コミュニティ を作っています。
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- 雑談も大歓迎です
気軽に参加できるので、興味がある方はいつでもどうぞ。
あなたが“ノマド3.0”として、
場所に縛られず、価値を自由に届けられるように。
このコミュニティがその一歩になれたら嬉しいです。
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